2012年2月21日火曜日

第三回高田のこと語っぺ会のご報告


2月19日(日)に、陸前高田市の米崎コミュニティセンターにて、第三回高田のこと語っぺ会を開催いたしました。

在京の高田出身者が中心メンバーとなっている語っぺ会にとって、地元陸前高田市内でのワークショップ開催は今回がはじめてだったこともあり、不安と期待の中での準備となりましたが、当日は20〜30代までの幅広い若者世代の参加者が30名弱集い、活発な議論がなされました。

今回の議論では、第一回高田のこと語っぺ会で意見の多かったテーマを中心に、テーマに対する若者の意見を吸い上げること、また、現在の高田の課題を解決するために若者に何ができるのかを考えました。具体的には、(1)文化・風土、(2)自然環境・交通、(3)余暇、(4)新しい物・事、の4つのテーマを設け、それぞれについて、ワークショップ形式で、テーマに関する高田の現状や、今後残していくべきこと、かえていかなければならないことを議論しました。


写真⑴ 代表の浦谷による挨拶風景

写真⑵ 2つのグループに分かれて、議論を行いました。

写真⑶ 議論で出た意見を、全体に共有しています。


時間の都合上、それらを若者がどのように実現出来るのか、という今後の具体的な展開までなかなか議論が詰められませんでしたが、そこに繋がる様々なアイデアを出せたことは、大きな収穫でした。アンケートでも、テーマをより絞って具体的に議論したいという意見が多く見られ、今回のアイデアをどう深堀し、実現していくのかどうかについては、今後の大きな検討課題だと感じています。


また、企画者としては事前に意図していなかったことでしたが、地元高田での開催によって、高田出身の若者や高田に住む若者、それから高田に支援で入っている若者同士が繋がる場を作れたことも、この会の大きな意義・意味だったと思います。特に、震災後はじめて高田に関わるようになった参加者からは、地元の事情や若者の率直な意見が聞けて今後の活動にとても参考になったという言葉を多く頂きました。




会が終わってから、参加者同士が連絡先を交換し、今後の継続的な交流を約束していた様子もとても印象的でした。語っぺ会としても、今後も、このような積極的に若者の交流・議論・実践の場を地元陸前高田で作っていければと思っています。




以上、簡単ですが、第三回語っぺ会の簡易版報告とさせていただきます。
詳しい議論内容や当日の様子については、近日中に報告書をまとめ、HPにもアップさせて頂きます。


参加して頂いた皆様をはじめ、場所を貸して頂いた米崎コミュセンや多くの支援者の方々のおかげで今回の語っぺ会を開催出来ましたことに心より感謝いたします。本当にありがとうございました。今後とも、「高田のこと語っぺ会」の活動を、何卒宜しくお願いいたします。





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